ハゲていても毛根はある
抜け毛はどうして起こる。髪の寿命と抜ける仕組みを知りましょう。
抜け毛が多いのは自然現象と危険な抜け毛があるので先ずは自身のタイプを
知る事から対処の仕方もかわるでしょう。
抜け毛が多いとハゲる？髪の毛の寿命と抜ける仕組み
抜け毛と髪の毛の寿命
抜け毛が多いとハゲる。
それは不正解でもあり正解でもある。
曖昧な言い方をしましたがそれには理由があります。
「最近、脱げ毛が多いんだけど？」
このままだったらハゲるじゃないかと
凄く不安になるという人がいます。
遺伝というワードでかたずけてしまう人もいます。
髪が抜ける人の特徴
髪が異常に抜ける人にはある特徴があります。
それは頭皮が清潔でない人です。
汗、皮脂汚れでベタベタした頭皮の人は
要注意です。
髪の毛の寿命を延ばす為には常に清潔で
適度な保湿がある事が絶対条件です。
このサイトでも頻繁に言っていますが
弱酸性系の髪や頭皮に刺激が少ない
シャンプー剤で毎日洗う事が必要です。
特にお年を召された年配層の人は昔の常識が
あって毎日洗うのは良くないという
認識をお持ちです。
それというのも昭和の時代では
主流のシャンプー剤は石油系の洗浄力の
強いものでした。
それで毎日洗うと余計に本来必要な
潤いまでもが洗い流されパサパサに
なるという状況でした。
だから昔は美容師さんからも
「毎日はダメですよ」というのが
当たり前のように言っていたんです。
でも今はというと進歩といいますか
石油系のものは少なくなり主流が
アミノ酸系となり毎日でも問題なく
なりました。
髪の毛の寿命を知っておこう
さて抜け毛はどの程度なら大丈夫なのかに
ついて触れていきましょう。
人の寿命があるように髪の毛にも寿命があるのを
ごぞんじでしょうか。
毛髪の再生サイクル
「1日何本抜けるの？どのくらい抜けたら悪いの？」
このような会話は美容師をしていると
何千回かそんな会話をしてきました。
シャンプーすると抜けた毛の量にビックリするとか
ブラッシングしたら抜けた毛がブラシに
こびりつくのを見てはっとするなどです。
ある男性は薄い毛を気にするあまりシャンプーの
回数を減らしたなんていってた人を思い出します。
髪の寿命は一律ではありません。
生えたばかりの太い毛の寿命が長く、
約5年から10年生え続けます。
それよりも細い毛はもう少し寿命は
短いです。
3年くらいで抜ける場合もありますし
もっと細ければ半年から1年で抜けるものも
あります。
そして生え始めた時点で細い毛を途中から
太くする事はできません。
何らかの理由で細く生えた毛はその時点で
短命と決まっています。
抜け毛をみてわかるのは
「この毛がいつごろ生えた毛か」
「この時期の栄養状態や生活習慣はどうだったか」
という過去の情報がわかります。
そこから「10年くらい前から体調をくずしていた」のでは
ということまで。
「5年前に大きなストレスをかかえていたのでは」と
いう事もわかってしまいます。
髪の毛には木の年輪のようの様々な情報が
詰まっているんです。驚きですよね。
しかしそれらは過去の事です。
大事なことはこれから生えてくる毛を
長寿にするにはどうすればいいかってことです。
抜け毛に悩んで見てもそれが髪の大敵である
ストレスになるんです。
それに頭皮の状態が良くなった時に
大量の抜け毛が出て、いっせいに生え変わる事も
あります。
一見薄い頭皮にもよく見ると毛根がある！
毛根がある限り髪の毛は抜けても生え続けます。
抜け毛は過去の何らかの影響なのだから
今こそ前向きな考えをもって生活していくことが
とても大事なんです。
因みにですが1日に抜ける毛は
【日本毛根抜け毛研究会での調査】を
元にした計算では1日に抜ける髪の毛の本数は
平均で60本前後です。
ですが あくまでも平均であり抜け毛の
本数には個人差が大きいです。
ですから1日に抜ける本数は数本の人もいれば
250本以上という人もいるということです。
【本日のまとめ】
抜け毛が多いとハゲる事はありませんが
頭皮を清潔に保つことが必須となります。
髪の寿命は１本辺り５～１０年ですが
このサイクルが崩れる原因となる
頭皮環境と内臓関連の臓器の健康は
大事となります。
美容師の私の見解で1日100本前後は当たり前と
いう認識ですのであまり考えすぎるのも
ストレスから抜けるという悪循環に陥りますので
注意してくださいね。
