お世話になったご家庭が喪中の時にお中元を贈ると失礼にあたるのか迷いませんか?
日頃の感謝やお礼の気持ちを込めて贈る時候の挨拶を兼ねた贈り物ですので喪中の家庭にお中元を贈ることに問題はある?ない?
そこで今回の記事では
・喪中の相手にお中元を贈るのはどうなのか!
・のし紙はどうすればいい?
・忌中と喪中の違い
相手が喪中の場合にお中元は贈ると失礼?注意しなくてはいけない事!
喪中にお中元を贈ることに、少し気が引ける方もしれません。
実際のところどうなのでしょうか?
結論を言いますとお相手が喪中であってもお中元は日頃の感謝で贈るものなので問題ありません。
【但し注意点があり!】
【注意点】それは熨斗紙<のし>
お中元に使用される熨斗紙<のし>には紅白の水引が描かれています。
喪中のお宅には紅白はお祝いを連想させるので相応しくありません。
喪中の場合はのし紙を使わず白い奉書紙または白い短冊に「御中元」と書きかけ紙として用います。
短冊は略式ですので目上の人や会社の取引先などに贈る場合は避けた方が良いです。
以下のようなかけ紙もしくは短冊
そもそも忌中と喪中の違いって何?
宛名でやってはいけない事!
【故人宛にしない】
故人宛にお中元を贈るのは失礼にあたります。
故人の家族と付き合いがない場合はお中元を贈るのを今後も控えてもいいです。
但し故人の家族とも付き合いがあって今後も関係を続けていきたい等は家族宛に贈るようにしましょう。
贈っては失礼にあたるもの
【喪中のお相手にNGな贈り物】
・「踏みつける」という意味を持つ履物
・「縁を切る」を連想させる刃物類やハンカチ
<贈るなら>
色んなお供え物が既に贈られている可能性もあることから賞味期限が長いもの。
その他には生活雑貨のような実用的なものを贈ると間違いはなく安心です。
また品物と一緒に送り状や挨拶状を添える場合にはわかりきった事ですがお祝いの言葉は避けて相手の気持ちに寄り添った文面にする事が大切です。
贈る時期をのがしたら
【お中元の期間がずれた時】
四十九日が過ぎるのを待つことでお中元の期間がずれてしまう事があります。
そのような際は「残暑御見舞」として贈ります。
注意ポイントとして目上の方に贈る場合には「残暑御見舞」ではなく
「残暑御伺い」になりと書くのがマナーです。
相手が喪中の場合にお中元は贈るといったデリケートな
時期に重ならないに越したことはありませんがこればかりは
どうにもなりませんよね。
またそれを機に今までの贈る習慣のやめ時かもしれません。
これはココによって違うでしょうが考えて見るのもいいでしょう。
まとめ
躊躇する喪中のお中元ですが注意点を守れば別に贈る事は失礼にはあたりません。
もし私個人がそういった場面に遭った時にどうするかと考えました。
私なら贈らないでしょう。
お通夜やお葬式に伺った際のご挨拶くらいにします。
伺えないなら電話でご愁傷さまの言葉と同時にご挨拶をもって終わりにするかなと・・・
因みに自分が喪中のときには忌明け後(49日を過ぎてから)に水引きを掛けずお贈りすると良いでしょう。